爪水虫の厄介な点は、白癬菌に汚染された爪がボロボロと剥がれ落ちてしまうことです。
白癬菌はカビの一種ですから、爪の細胞を餌に生き続けます。
当然、剥がれ落ちた爪の破片にも水虫の元となる白癬菌が潜んでいます。
ですから、剥がれ落ちた白癬菌に汚染された爪に触れてしまうと、水虫の感染のリスクが高まるの要注意です。
目次 ・爪水虫を拡散させないために ・これだけは知っておきたい爪水虫の症状 ・まとめ
【爪水虫を拡散させないために】
爪切りは共有せず、「マイ爪切り」を持ちましょう。
日頃からの白癬菌予防のためにも、自分専用の爪切りをもっておいて損はありません。
特に、家族に白癬菌が原因の皮膚病の人がいる場合や、水虫を患っている人がいる場合は特に自分専用の爪切りの用意が必要です。
爪白癬は、進行すると爪が通常より分厚くなります。
通常の爪切りでは刃間が狭く使いにくいです。
もし、今後、爪白癬で爪切りを購入する場合は、水虫対策グッズに分類されたの爪切りを勧めします。
大源製薬でも、爪用品として刃間が4mmと広めの爪切りをご用意しています。
刃物職人が1本1本丁寧に手作りしている上、シャープな切れ味が永く持続する優れものです。
爪白癬で悩んでいる方からもご好評をいただいています。
【これだけは知っておきたい爪水虫の症状】
・初期症状にはかゆみや痛みはほぼない
・爪に見た目の変化が現れる
・爪水虫は進行するとボロボロと剥がれ落ちる
・爪水虫の剥がれ落ちた爪にも白癬菌が膨大に潜んでいるから感染に注意
爪水虫の初期症状の感覚には痒みや痛みなどほぼ無いと言われています。
それは爪は皮膚とは異なり、神経が通ってないことに由来します。
その為、誰もが爪水虫を見過ごしてしまいがちです。
爪水虫の最大の特徴は爪の見た目の変化です。
爪水虫になった爪は白濁や黄変が起こったり、凹凸が出来、いびつな形に成り、爪の透明感が失われていくのです。
痛みや痒みなどの症状はほとんど無いのが爪水虫の特徴ですが、爪の見た目の変化があるのは困りますね。
本来の健康な爪なら皮膚の色が透けて見えています。
夏場はサンダルを履き、素足を見せる機会も増えますから、爪水虫を知っている人が見れば、すぐ爪水虫と気付かれてしまいます。
水虫の症状の中でも、爪を白癬菌に侵されてしまうのは末期の症状とされています。
また、足水虫を患っている人の約8割は、皮膚と爪の両方が感染し合いなかなか治りにくいともされています。
ですから、早めの治療と対策が必要なのです。
某大手製薬会社の調査によれば、
爪水虫に罹患している人は、日本国内に330万人以上もいると推定されています。
しかし、その中で爪水虫を治療している人は僅か23%にしか満たないのだとか。
日本人の10人に1人は爪水虫を患っているというデータもあるほど実は身近な皮膚病でもあるのです。
爪水虫は進行していくと爪が剥がれ落ちてしまい、その後痛みが生じます。
靴を履くときや、歩行にも支障をきたしますね。
最初は自覚症状がなくとも、進行する前の早期の治療が重要です。
【まとめ】
・爪水虫の爪は切っても白癬菌が潜んでいるので感染に要注意
・爪水虫予防にも爪切りは自分専用のものを用意する
・爪水虫は進行すると痛みや痒みで歩行が困難になる場合がある
・爪水虫は予防と早期治療が重要