梅雨の季節に特に増えてくるのが、
足指の間がジュクジュクして痒くなる趾間型水虫と
土踏まずや足の側面、かかと周辺に水疱ができ、
とても強い痒みを伴う小水泡型水虫という
2つのタイプの水虫です。
感染しはじめの趾間型水虫は、足の中指と
薬指の間に水疱ができ始めることが多いので、
ここに水疱が出来たら、まず趾間型水虫を疑って
間違いはないと思います。
さて、これらの水虫に共通するのが、水疱です。
お風呂上がりなどでは、ふやけて潰れてしまう
ケースもありますが、この水疱はどう扱うべきか
皆さんご存知ですか。
潰すべきか。はたまた放置しておくべきか。
悩みますよね。
子供の水いぼなどは、初期の頃なら、
さっさと潰して芯を取ると良いなんて言いますが、
水虫の水疱はどうすればいいのでしょうか。
下手に潰して、水虫が拡大なんて怖いですものね。
でも、安心してください。
基本的には、水疱の中には、白癬菌はいません。
ただ、潰した水疱の皮膚には、白癬菌がたっぷりと
付着していますし、弱ったお肌に穴を開ける事で
細菌感染してはいけませんから、原則的にご自身で
潰さない方がいいでしょう。
よく手で潰していたら、手に小水泡型水虫が
感染してしまったというミイラがミイラ取りに
なってしまったという話を耳にします。
白癬菌は足だけでなく、体の至るところに
感染する菌ですので、注意が必要なのです。
もし水疱が大きくなり、水疱を潰す場合でも、
手で潰すなんて事だけはしないでください。
消毒した針を使って、穴を一つ開けて、
膿を出し切った後、患部の消毒をしっかりとして、
ガーゼを使って清潔にしてください。
いづれにせよ、まずは水虫になったら、
(できれば最初は病院に受診に行き)
しっかり毎日、水虫薬を塗ることが
何よりも大切だという事を覚えておいてください。